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『嘘彼女。』制作記録 ー1ー

2018年、夏。某ソシャゲ会社オフィスにて、『嘘彼女。』の元ネタ企画書をT氏が披露。
この時点では読み物的なADVの企画だったが、タイトルと土台を拝借した”嘘の彼女のキャラメイク”という要素を加えて超分岐ADVとして制作を開始する。
同夏の終わりに実験的なものは完成し、ご丁寧にドメインまで取ってブラウザゲームとして動き始めたのであった。

Disney+

胸膜炎で倒れてしばらく安静にしていた時、ガリガリ硬派オタクの友人から聞いた「Disney+」の話を思い出した。彼との出会いは雨宮慶太監督の『ゼイラム』を語り合って意気投合したから、というくらいなので、「Disney+を見るべし!」と彼から勧められた時には一体どうしたのかと不思議に思っていたが、何しろじっとしているしかない身であったため契約して視聴を開始した。
なんなんだ、これは……。
ディズニーランドに耳のカチューシャを付けて自撮りのために赴くような連中のためのもの、とバカにしていたのだが、めちゃくちゃ凄いじゃないか。ディズニーのIPだとゴールが違うからピンと来ないかもしれないが、ピクサーのIPだと話のゴールは日本アニメにも多いような印象で、かつ「このジャンルの作品なら、こういう前提」とか、「こういう展開なら、キャラの反応はだいたいこう」とか、そういった知識を必要としないで映画にきっちりまとめられてる……。
「これは、勉強するしかないぜ!」と刺激を受けると同時に、Disney+にはご丁寧にも制作ドキュメンタリー番組も入っていて、いまでも視聴継続中なのである。
ちなみに『プレデター』が入り口となって、今までディズニーに縁の無かった人が視聴を開始するという現象を複数確認済みである。
まことに、侮りがたし……。